デジタル一眼レフ EOS 20DでフォーマットしたCFからRAWデータの復元

 EOS 20Dで RAW撮影したCF(コンパクトフラッシュ)を、間違ってフォーマット(最初にしてあったフォーマットも誤ってしたフォーマットも EOS 20D)してしまった。
 フリーソフトの「DataRecovery」と、SanDiskのCFに付属して来た「RescuePro Deluxe Ver4.0」と、「ファイナルデータ8.0」「フォトリカバリー8.0 ファイナルデータ」「完全フォト復元2008」各試用版を試してみた。
 「DataRecovery」と「ファイナルデータ8.0」はそれらしきデータ検出せず。
 「RescuePro Deluxe Ver4.0」は、RAWデータ内のサムネイル画像をJPGとして検出するようで、pixel数は少ないのにファイルサイズはRAW並というJPGと、やけにファイルサイズが小さいCR2(EOS 20DのRAWデータの拡張子)が出力された。恐らく CR2の構造が、ヘッダ+サムネイルJPG画像+RAW内容、となっており、サムネイルJPG画像の先頭で切り離されてしまったのだろう。「完全フォト復元2008」も同様の検出をしたので製品版は買っていない。
 「フォトリカバリー8.0 ファイナルデータ」だけが、それっぽいCR2を検出したので、製品版購入。8GBのメディアを1時間半ほど掛けて復元。Windowsシステムのファイル名やタイムスタンプは復元できなかったけど、ファイルの中身はキチンと復元できたようで、DPPで見るとExif情報も残っており、現像もちゃんと出来た。
 復元能力はソフトによって結構差があるのだなあ。
 JPG撮りなら大体のソフトで対応しているみたい。

誤飲窒息

凍らせたこんにゃく入りゼリーマンナンライフ蒟蒻畑』)を、祖母が1歳9ヶ月の男児に与えたところ、喉に詰まらせ死亡。
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マンナンライフ蒟蒻畑』のパッケージには「警告:お子様や高齢者の方は、のどに詰まるおそれがありますので、食べないでください」の記述あり。
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野田聖子消費者行政担当相、マンナンライフ幹部を呼び付ける。
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マンナンライフのシェアは約3分の2。過去13年でこんにゃく入りゼリーの死亡事故は17件。うちマンナンライフの製品による事故は3件。
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餅による窒息事故は年間100件オーダー。
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野田聖子「餅は喉に詰まるものというのが常識」
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マンナンライフ、『蒟蒻畑』の製造を中止。
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野田聖子、1996年の国会質疑でマルチ商法に関して「一部の悪質な例ばかりが強調されると、一生懸命頑張っている人のやる気をなくし、新たな産業をつぶしてしまう」と発言していたことが発覚。
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スーパーや薬局で『蒟蒻畑』があった棚に他社製のこんにゃく入りゼリーが並ぶ。
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類似品『蒟蒻効果』の製造元:浪速製菓は岐阜の会社。野田聖子は岐阜1区選出。(こじつけ)
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小学校で12歳男児がパンを喉に詰まらせ死亡 ←今ここ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081021/crm0810211108011-n1.htm


マスコミが報道しない誤飲窒息死事故はもっともっと存在するのだろうけど。
発端の祖母の現状が気になるが、それは野次馬根性。

「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」の対偶問題

パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」関連 - また君か。@d.hatena
http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20081005/p2

「パンツじゃない“ならば”恥ずかしくない」と見なせば、その対偶は「恥ずかしい“ならば”パンツだ」となるが、これは発言者の意図としておかしく感じられる。
これは、論理学的には「ならば」に「ならば(どんなものであっても)」という厳密性が要求されるからであり、その条件下でこそ対偶が同値になる。
「パンツじゃない“ならば(どんなものであっても)”恥ずかしくない」となれば、「恥ずかしい“ならば”パンツだ」もおかしくは感じられない。

7の倍数判定

hiroyukikojimaの日記で「7の倍数」の判定法が書かれていたので証明してみた。ついでに3の判定方法との違いや百の位、千の位を使う方法についても書いてみた。

 x = 10a+b
とする。aは整数、bは1桁の正の整数か0とする。

 x ≡ 10a+b (mod 7)   (1)   自明

「y ≡ z (mod 7)」とは「7で割った余りが両辺で同じ」の意。

 2x ≡ 20a+2b (mod 7)   (2)   (1)の両辺を2倍
 21a ≡ 0 (mod 7)   (3)   21は7の倍数
 0 ≡ 21a (mod 7)   (3')   左辺と右辺入れ替え
 -2x ≡ a-2b (mod 7)   (4)   (3')-(2)

よって
 a-2b ≡ 0 (mod 7) ならば x ≡ 0 (mod 7)

ただし、-2倍されているので余りの値は変化する。


3の倍数判定の場合

 x = a+10b+100c+1000d+・・・
とする。a,b,c,d,・・・は1桁の正の整数とする。

 9b ≡ 0 (mod 3)
 99c ≡ 0 (mod 3)
 999d ≡ 0 (mod 3)
  …
各式を定義式から引いて
 x ≡ a+b+c+d+… (mod 3)

よってこちらは余りも一致する。因みにこれは(mod 3)を(mod 9)に置き換えてもそのまま成り立つ。


7の倍数で千の位を使う手法は
1001a ≡ 0 (mod 7)
を利用。

98a ≡ 0 (mod 7)
で百の位を使う方法も考えられる。


この様に「mod」の表記を使うと系統的に簡単かつ網羅的に調べられる。

tex記法は使ったことが無い。


追記:話題を「n進数表記でのkの倍数判定」に拡張している方がいらっしゃった。Marriage Theorem 新居

ポニョ観てきた(ネタバレ注意)

> ポ〜ニョ、ポニョ、ポニョ、魚の子ー
「魚の子」じゃねー。

海で捕まえた生き物を水道水に入れんな。

ぽんぽん船ってあの比率のまま大きくして動くのかなあ?動力に熱交換の表面積とか2次元的な部分があると大きくしたとき上手く動かなくなることがあるので。元より吸水性口と噴出口が同じという非効率的な構造だし。

教育的に良くないこと
・海で捕まえた生き物を水道水に入れるとこ
津波の避難勧告に従わないとこ
・ストーリーに因果応報が無いとこ

「シュレーディンガーの猫」を一般人に説明する試み

 ミクロな事象を厳密に予測することはできず、確率でしか言えない。
 そうした可能性が全て同時に起きて干渉し合っていると見做さないと説明できない現象がある(二重スリット実験における干渉縞等)。状態の重ね合わせ。
 どの可能性を途中経過として辿るのか観測するとその干渉縞は消えてしまう。状態の収縮。
 「シュレーディンガーの猫」は、部屋の中にある粒子と検知器と毒ガスがあり、粒子がある状態になったのを検知器が感知したら毒ガスを流す、という仕組みである。粒子がある状態になるのは確率でしか言えず、量子力学的にはそれは同時に起きていると見做すことになる。「それは毒ガスが流れ猫が死んだ状態と毒ガスが流れず猫が生きている状態が重ねあっていることなのか?」というのが「シュレーディンガーの猫」の問題意識。
 「観測」すると状態が収縮するというコペンハーゲン解釈だと「人」「猫」「検知器」「粒子周辺の空気」どこまでを観測者と見做すかという問題が生じる。極論の「人間が部屋を開けて猫を確認するそのときまで重ね合った状態だ」とする説がオカルト的でよくSFの題材に使われる。人とそれ以外の生物、生物と機械、機械と物質、どこで線をひくか。
 最近は、コペンハーゲン解釈より多世界解釈の方が多数派らしい。しかし飽くまで解釈であり、実用的な計算にはどちらの解釈でも差が出ないので深く考えるべきことではないのかもしれない。

メイド喫茶オタが非オタの彼女にメイド喫茶世界を軽く紹介するための10店

元ネタ:アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

Mai:lish秋葉原

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「メイリ以前」を濃縮しきっていて、「メイリ以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。開店してから7年目だし。
ただ、ここでメイドさんトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な店について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。

@ほぉ〜むcafe(秋葉原)、@ほぉ〜む茶房秋葉原

@ほぉ〜むって典型的な「非オタ経営者が考えるオタクにウケそうなメイド喫茶(そう経営者が思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「オタクとしてはこの二つは“メイド喫茶”として微妙だと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

ミアカフェ秋葉原

ある種の制服オタが持ってる制服への憧憬と、自衛隊協力のオタ的な考証へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも制服好きな
「処女的なださカッコよさ」を体現する夏服
「処女的に好まれる女」を体現する冬服
の二つをはじめとして、オタ好きのする制服を店内にちりばめているのが、紹介してみたい理由。

LittleBSD秋葉原

たぶんこれを見た彼女は「微妙な居酒屋だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜のメイド居酒屋がその後続いていないこと、これが他の地域では大人気になったこと、
他の地域なら割高になって、それが全日本に広がってもおかしくはなさそうなのに、
秋葉原でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

ワンダーパーラー(池袋)

「やっぱりメイド喫茶はメイドオタのためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「キュアメイドカフェ
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この店にかけるオーナーの思いが好きだから。
営業機会を断腸の思いで削りに削ってそれで10席、っていう店舗面積が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「営利を捨てて雰囲気をとる」というの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
ワンダーパーラーの狭さを俺自身は不便だとは思わないし、利益は上げられないだろうとは思うけれど、一方でこれが
@ほぉ〜むやミアカフェだったらきっちり20席にしてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて10席にしてしまう、というあたり、どうしても
「店内の雰囲気が捨てられないオタク」としては、たとえオーナーがそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。サービス自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

ひよこ屋(秋葉原

今の若年層でひよこ屋に入ったことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
メイリよりも前の段階で、イベントDayとかメイド喫茶の技法はこの店で確立していたとも言えて、
こういうクオリティの店が秋葉原のはずれで営業していたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくメイド喫茶好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆる萌え萌えジャンケンでしかメイド喫茶を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

シャッツキステ秋葉原

メイドの「センス」あるいは「内装づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらない祭りを毎日生きる」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ秋葉原最後の出店はシャッツキステ以外ではあり得なかったとも思う。
「非日常を過ごす」というメイド喫茶の感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「常連の気分」の
残滓はシャッツキステにあるんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

Cos-Cha秋葉原

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうスクール水着を制服としてをこういうかたちでイベント化して、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

M's Melody(大須

9店目まではあっさり決まったんだけど10店目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に M's Melodyを選んだ。
メイリから始まってエムメロで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、入店時の「お帰りなさいませ、ご主人様」の先駆けと
なった店でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい店がありそうな気もする。

というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。

「駄目だこの常連は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。


改変にあたってところどころいい加減な部分があることをお詫び申し上げます。
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